古い音楽機材 MIDIキーボードがベタベタになった時の対処法

音楽機材・Midiキーボードのベタベタをとる方法

2023年4月現在、音楽制作環境を整えようとしている鳥人です。

DAWソフトとオーディオインターフェイスの設定が終わったので、Midiキーボードを繋げてみようかしらんと準備していて気付いたのですが、愛用のMidiキーボードのモジュレーションホイールがベタベタしているんですよね。

おいおいテンション下がるやん…

10年くらい使ってる機材なので仕方ないようにも思いますができる事なら、なんとかしたい。

ベタベタの正体は加水分解

調べたところ、このベタベタは「加水分解」と言うらしい。

加水分解とは、水分や空気中の湿気によって発生する分解反応のことをいいます。 とくにウレタンゴムやポリウレタン(PU)は、耐摩耗性や耐水性に優れる反面、加水分解を起こしやすい素材です。 ウレタンの生成段階からすでに劣化は始まっており、素材や製品が未使用であっても加水分解は進行します。

だそうです。これ湿気の多い国である日本だけで起こる現象なのかな?外国の人もこの不幸を味わっておるのでしょうかね。

幸い自分のMidiキーボードのベタベタ部分はモジュレーションホイールとボタン、フェーダーつまみ類と範囲が少なかったので、アルコール(エタノール)で拭き取ることにしました。

ベタベタ(加水分解)した部分をアルコールを沁み込ませたキッチンペーパーで拭く

アルコールをキッチンペーパーに沁み込ませて拭いていく作業になります。 キッチンペーパーでベタベタ箇所を拭くだけなので範囲が少なければ楽勝です。

※アルコールは消毒用のもので大丈夫です。うちのは「無水エタノール」ってやつです。

アルコールが機材内に入ってしまわないように気を付けて軽く擦る感じです。 キッチンペーパーにベタベタが移るので、こまめにペーパーを取り換えながら拭いていけばOKです。

まとめ: ベタベタはアルコールで拭き取れる!

滑り止め加工されたモジュレーションホイールやピッチベンドホイールが特にベタベタにおそわれやすように感じていますが、触る箇所がベタベタしてるだけでめちゃくちゃ不快ですよね。これがなくなるだけで気分爽快です。 音楽機材のベタベタ(加水分解)に悩まれている方は是非試してみてください。

今回はベタベタの範囲が少なかったのでアルコールで拭く方法で解決しましたが、筐体全体がラバーコーティングされている機材なんかは大変だと思います。

想像しただけで恐ろしい…

というか、ありましたわ 全体がラバーコーティングされている機材がうちに… 実は中古で買ったAbleton Pushの初号機が盛大に加水分解してます。どうしよう…

現状Pushは見なかった事にしてますが動作確認して使えそうならアルコールで拭いてみようかと考えています。Pushはベタベタ範囲がほぼ全体に及んでいるのでマジで途方に暮れております。

もしベタベタPushが復活したらまた記事にしてみます。ではでは。