維持期間3年目に突入しているうちの水草水槽

3年目のアクアリウム水草水槽

我が家の水草水槽が立ち上げから2年半経過しているんだけど、まだまだいけそうなのでアクアリウムブログも書いていこうかなと思っております。よかったらお付き合いくださいませ。

いつも多大な期間をコケとの戦いに費やしている底辺アクアリストな鳥人なのですが、ここのところ水槽の調子が良いので嬉しいのですわ。 いろんなコケ対策を試しましたが一番効果を感じたのが、ずばり「遮光」です。具体的な遮光方法についてはまた別記事に書いてみますね。

ネットの情報なんかを見ていると60㎝水槽の維持期間は2年くらいがマックスだという情報を目にするのですが、うちの水槽は立ち上げから半年は がっつりコケとの格闘期間でしたので2年でリセットするとなると実質きれいな水景を眺められるのが1年半になっちゃうんですよね。

ネイチャーアクアリウム(ネイチャーアクアリスト?)というのは自分が思い描いた水景レイアウトを作り上げるみたいなので意図したレイアウトを維持するのならば2年くらいが限界なのかもしれませんね。

ただ、かつてうちの水槽でこれほど水草や魚たちが元気にしてることが無かったのでレイアウトはジャングル化してますが愛着をもって世話しております。

あと単純に水槽のリセットって大変な作業ですよね…なるべく長く維持できるならそうしたいってのが本音でもあります。どこまで長期維持できるのか挑戦してみます。

水草日記の記念すべき1記事目なので、ここからは我が家の水槽について書いてみようかと思います。

我が家の水草水槽について

2020年9月末に立ち上げた水槽なので維持期間は2年半になります。 さすがに水槽維持が2年を超えると水景レイアウトもクソもなくなってます。本当は前景に芝生ゾーンを作りたかったのですが上手くいかず「芝生の夢」は早々に潰えています。

水槽維持3年目になるとソイルの栄養分はおそらくなくなっているんじゃないかな。水草の栄養のためADAの液肥を毎日与えています。この液肥は高価なのでお財布に優しくないのですが液肥投入を中断すると水槽内の栄養バランスが一気に崩れそうで怖い。なのでやめられないんですよねぇ。。

水槽設備について

  • 水槽:コトブキのレグラスR-600L 製品寸法W600×D450×H450mm(110ℓ)
  • 外部フィルター:エーハイム2213
    初めて買った外部フィルターで定番とされるこの機種を買いましたがずっと壊れずに動いてます。
  • 照明:ADA アクアスカイ602
  • 排水パイプ:ADA リリィパイプ P-2
  • ヒーター用サーモスタット:コトブキ ET-300X 24℃に設定
  • Co2装置:Do Aqua!のスターターキットだったはず。
  • Co2ディフューザー:タイムストップ アンビリーバブル Mサイズ

ADAの商品は高価なのですが照明だけはちゃんとしたヤツを使いたかったので奮発した記憶があります。 2023年現在はもっと安くて良い照明があるのかもしれませんが、照明だけはケチってしまうと水草が上手く育たずに幾つも買い替える事になってしまう可能性大なので奮発しておいて後悔はないです。

あと排水パイプもADAの正規品を使ってます。これ高いので割れた時のショックはデカいですよね…

水槽立ち上げ当初は水流に強くない魚を入れたかったので、同社のリリィパイプスピンを使ってました。昨年掃除するときに誤って割ってしまったので、普通のリリィパイプに変えました。グラミーなどの水流に強くないとされる魚たちも元気にしているので、普通のリリィパイプで全然問題なしでした。

リリィパイプスピンはパイプの下に向かって強い水流が起こるので、結局水槽全体に水流を回らせる目的からしても60㎝水槽には普通のリリィパイプがお勧めだと感じています。

リリィパイプスピンは割れちゃったけど、何年も頑張ってくれたので元はとれたかなと。

水槽内の水草について

後景:

  • グリーンロタラ
    これはADAの培養カップに入ったヤツを購入しました。トリミングに強いので、1カップ買っておけばどんどん増える良いヤツです。グリーンもきれいだし。
  • ロタラSP.ハラ(赤いヤツ)
    グリーンロタラなんかに比べると少し弱い気がします。ちょい気を使いますが真っ赤になるので入れておきたい。
  • ロタラ・ロトンディフォリア
    これは確か、わび草に入っていたのですが、ベランダのビオトープで永遠に増殖する強いやつです。水槽環境によってはもう少し赤くなるのかもしれませんが、うちの水槽ではほんのりピンク色になる感じです。
  • ニューラージ・パールグラス
    こいつは前景草になるのかもしれませんが、うちの水槽では底上げした後景部に植栽してあります。キューバパールグラスに比べると育成が簡単らしいのですが、弱酸性軟水のうちの水槽ではすぐには成長しませんでした。でもあるとき一気にブーストする感じで成長を開始します。ちょい時間がかかるのかも。ボリュームが出るとこんもりアフロヘアのごとく成長します。

中景:

  • クリプトコリネ・ゲッコー(明るいグリーンのクリプト)
    これもADAの培養カップに入ったヤツで、最初しなしなで無事に成長するのか心配でしたがブーストがかかると一気に成長して強いです。明るいグリーンです。
  • クリプトコリネ・アクセルロディ(茶色いクリプト)
    こいつは強くてゲッコー以上に増えまくります。しかも巨大化しますし3年も経つと植栽した覚えのないところからもどんどん生えてくるのでちょっと厄介なヤツです。トリミングは手で抜いてます。
  • クリプトコリネ・ウェンティグリーン?(濃い緑のクリプト)
    これは植栽してないのですが、ゲッコーに交じっていたのかゲッコーより濃い緑のクリプトコリネがうちの水槽内に繁茂しております。謎ですが多分ウェンティグリーンだと思う。
  • ブリクサ・ショートリーフ
    どこかにいると思うのですが、クリプト族に侵食されて見えません。たぶん水槽のどこかに生えているはず。
  • スタウロギネ・レペンス
    立ち上げ当初中景草として植栽したのですが、成長が遅くコケまみれになって絶滅したと思ってました。が、いつの間にか復活してあちこちから生えてます。背が高くなりにくいらしいのですが、うちのジャングルでは光を求めるのか背が高いです。ふと気づくと他の水草の間から顔をのぞかせているので、トリミングしては最前面の田砂に刺して置いたら前景草としての地位を得たようです。

前景:

  • ニューラージ・パールグラス(絶滅)
    前景にもニューラージ・パールグラスを植栽して芝生ゾーンを作りたかったのですが、他の水草の進出により次第に土地を失って、今ではほぼ壊滅してしまってます。前景芝生の夢途絶える…
  • オーストラリアン・クローバー
    こいつは増殖力が最強で中景に植栽したはずが今では水槽全体に勢力を拡大し、前景の砂地にまで進出してます。うちの水槽では、どうやらこいつが最前景の座を射止めたようです。
  • ラージリーフ・ハイグロナローリーフ
    これは水槽の左前景に植わっている水草で丈夫で成長が速いです。 後景草として使われることが多いようなのですが、うちの水槽では左サイド前景を守っています。成長するのを放っておくと、すぐに水面に達して茎の途中から根っこを生やしてしまうので最近はこまめにトリミングしてこんもりさせるようにしてます。

水槽内の生体について

  • オトシンネグロ 4匹
    チャゴケ対策のスペシャリストとして、うちでは絶大な信頼を獲得しているお魚です。定番のオトシンクルスより少し高価なのですが、人工飼料には目もくれずコケを食んでくれています。見た目も古代魚のようで格好良い。あと一旦水槽に馴染むと非常に丈夫なのか長生きしてくれます。
  • ヤマトヌマエビ 水槽立ち上げ時に15匹投入
    現在は4~5匹になってます。 ミナミヌマエビより大きくて、最初は沢山いるとちょっと気持ち悪いかなぁと感じていたのですが、そのコケ取り能力は素晴らしく大好きになりました。ヤマトヌマエビは汽水域での産卵らしくて増えないので、少なくなってきたら補充する必要があるかもしれません。よく水槽から脱走して干しエビになってます。
  • ミナミヌマエビ 数不明
    こちらは小さくて可愛いのですが、パワーに欠けるのかヤマトヌマエビほどコケ取り要員としては活躍しない印象です。ミナミヌマエビは何匹か水槽に入れておくとどんどん増えます。個人的にコケ取り要員としておススメするのは断然ヤマトヌマエビです。
  • ニジイロボウズハゼ 1匹
    ハゼは愛嬌があって可愛いので好きなお魚です。ヒレを立てると美しいです。縄張り意識が強く3匹入れたのですが残ったのは1匹だけでした。1匹になってからは長生きしてます。コケも食べているみたいですが、人工飼料も食べるのでコケ取り能力に関しては期待できないと思います。おそらくショップで売られているのは美しいオスばかりなんではないでしょうか。基本的には温厚な感じなのですがハゼ類とはケンカします。とくに冷凍アカムシを入れると狂暴になって他のお魚を追い払いますが、傷つけるまではしないので良いヤツだと思ってます。
  • コリドラス・ジュリー 3匹
    砂地をゴソゴソしてエサを探す姿がとても可愛いナマズの仲間です。コリドラスは水草水槽には不向きなお魚とされていますが可愛くて好きなんですよね。コリさんを入れたいので水槽の最前面は砂地にしてるほどです。成長するとわりと丈夫なのですが、小さな個体で購入し導入後1ヶ月くらいは落ちる個体があり少し難しいと感じてます。現在の3匹は元気に暮らしてくれていて安心しています。性格はとても温厚で観察しているだけで心が和みます。
  • ミナミヒナハゼ 1匹
    小さなハゼでとても可愛いのでショップで見つけて一目ぼれしてしまいました。 なかなか水槽の前面に出てきてくれないかなぁと思っていたのですが、アカムシが大好きらしく、週に一度のアカムシタイムには出てきてくれるので観察する事ができます。メスの前でオスが顔を膨らませてアピールするのがキモ可愛いです。ただ同じハゼ類だからなのかニジイロボウズハゼとの相性は良くないみたい。大きなボウズハゼに追い払われるのをよく目にします。オス1匹とメス2匹を買ってきたのですが現在はオス1匹だけになっちゃってます。
  • ゴールデンテトラ 1匹
    リセット前からの古参なので4年くらい水槽にいます。 体色が金色のテトラなのですが、何故か飼いこむうちに銀色になってきます。なんで? どうやら金色に輝くのはバクテリアが付着してるかららしいのですが、ショップにいるゴールデンテトラは金色なんですよね。どうやって維持しているのか気になります。水面に羽虫なんかが迷い込むと飛び掛かって食べたりするのでワイルドで格好いいです。うちのはもう高齢なのでのんびりしてますね。
  • グリーンネオンテトラ 14匹くらい
    今まではカージナルテトラを飼っていたのですが少なくなってしまったので、グリーンネオンテトラを購入してみたところ、とても可愛いです。ショップなどで小さな個体を見ているときはカージナルテトラとの違いがイマイチわからなかったのですが、飼ってみると全然違いました。カージナルテトラは大食漢でどんどん大きくなるのですが、グリーンネオンは少し臆病なのか割と小さいまま体形を維持してくれてます。カージナルに比べて赤みが少ないので涼しげです。他の魚との関係もあるかもしれませんが、うちの水槽では群泳してくれて美しいです。
  • アフリカンランプアイ メス2匹
    メダカの仲間で上層部を泳ぐお魚です。10匹くらいいたのですが、後で紹介するピグミー・グラミーを導入したところ相性がめっちゃ悪かったようで、攻撃されてオスがいなくなっちゃいました。混泳の難しさを痛感しました。
  • ピグミー・グラミー 5匹
    小さなグラミーで性格は温厚という説明をよく目にするのですが、うちのピグミーたちは結構攻撃的です。 一番最近水槽に入れたお魚なのですが、縄張り意識も強いようで、少しでも弱った魚がいると追い回してかじってしまう困ったヤツです。導入当初こそビビってましたが今では水槽の王は我々だと言わんばかりに悠々と泳ぎまわっています。特にサイズが同じくらいだったランプアイを追い回しててびっくりしました。 生体のバランスが落ち着くとそれなりに仲良くやっているようですが、それでも同種での小競り合いは続けていて、ヒレがボロボロになっているのを目にします。ただまだ若いからかヒレの再生も早く元気にしてます。このお魚も愛嬌があって可愛いです。小競り合いの際にココココッって鳴きます。ラビリンス器官を持っているらしいのでベタに近かったりするのかな。
  • パール・グラミー 1匹
    うちの花形として水槽に導入された大きめのグラミーです。最初はオス1匹にメス2匹がいたのですが、オスの色が上がってくると何とも美しいお魚です。残念ながら飛び出し事故で亡くなっちゃって現在は一番弱そうだったメスだけが1匹残ってます。オスが欲しいのですが、あまり人気がないのかショップでなかなか出会えないです。

水草水槽の管理について(3年目)

水草水槽の管理については、水槽の状況によって違ってくるとは思いますが、我が家で行っているメンテナンスを書いてみます。

熱帯魚のエサについて

人工飼料、数分で食べきれる量を毎日一回与えています。 テトラプランクトン45gってやつを使ってます。毎日少量なので結構もちます。

コリドラスとニジイロボウズハゼ、底ものチームには毎日、メディコリドラスを細かく砕いて沈めてます。 細かく砕くと少し水中内に舞うのですが、グリーンネオンテトラやピグミー・グラミーが食べてくれるのでちょうどいい感じです。パール・グラミーは賢いのか底に沈んだエサも見つけて食べてます。

週に一度「冷凍アカムシ」を与えています。アカムシを与えると水が汚れるのですが、ミナミヒナハゼがグルメなのかアカムシしか食べないんですよね。アカムシを与えた後は必ず換水してます。

水草用の液肥添加について

ADAの液肥を毎日プッシュして水草の成長を促してます。 我が家ではカリウム「Neutral K」微量元素「Mineral」鉄「Iron」を3プッシュ(規定量) 窒素「Nitrogen」を1プッシュしています。

ADAの液肥は高価なのが困りものなんですが、こいつをプッシュするのが日課になってます。効果があるのかどうかは正直わからんのですが、おまじないみたいな感じです。

換水 水替えについて

水槽の調子が落ち着いてからは週1回、アカムシを与えた日に1/3の換水を行っていましたが、最近生体が増えたので週2回に増やしてます。よく1/3の水替えって説明を目にしますが、水1/3って結構ガッツリ替える印象です。自分では1/3の水替えをしているつもりでも、正確に測ってみると1/4くらいだったりするので、注意が必要です。体感で半分くらい換水しても大丈夫な気がします。 水替えにはプロホース使ってます。めっちゃ便利。

嫌なコケはゼロ状態で絶好調です。

外部フィルターの掃除について

外部フィルターの掃除は月に一度行っています。フィルター自体の汚れはそれほど酷くないのですが、水流が弱まってくるのが気になって掃除しています。給水パイプの内側に汚れが溜まるのが原因ぽいのでパイプ掃除だけすれば良いのかもしれませんが、ついでにフィルター内も掃除してます。

外部フィルターの清掃って半年くらいしなくても大丈夫だったりするのでしょうか。皆さんどれくらいの頻度でやってるのかな。気になります。

最後に。

現状の水槽の状況を備忘録としてまとめておこうと思い書き始めたら長ったらしい記事になってしまいました。

ここまで読んで下さった皆様には暑く御礼申し上げます。ありがとうございました!

今後はそれぞれの水草についてや、熱帯魚の特徴なんかを個別にご紹介する記事を書けたら良いなぁと考えてます。どうぞ宜しくお願いします!